新メンバーを迎えたTHE SWING KIDS、鈴木”TxSxK”タスク(ギター、ボーカル)、横山勇太(ウッドベース)、下里彰宏(ドラム)が境地を語る。

2019年10月より新体制になるTHE SWING KIDSのメンバーにインタビューを行った。1stアルバム”THE SWING KIDS”発売10周年記念ワンマンライブを控える彼ら。本インタビューはメンバー1人ずつに行われシリーズとして定期的にアップされていく。2014年からTHE SWING KIDSの写真、MVを撮り続ける松沢颯太がパーソナルな部分に迫る。

インタビュー:松沢颯太https://www.instagram.com/maxxxxwa/

#02

横山 勇太

YUTA YOKOYAMA

松沢颯太(以下、ハヤタ) ユウタさんと知り合ってもう1年になりますね。

横山勇太(以下、ユウタ) 去年の初ライブが10月だったかな。

ハヤタ あ、10月ですか。どうですか1年近く経ちましたが。

ユウタ 慌ただしい1年だったかな。感覚的にはあっという間。それで最近ドラムもシモくんになって。1からTHE SWING KIDSがスタートした感じ。

ハヤタ メンバーチェンジって”1から”っていう感覚になるんですか?

ユウタ 曲はずっとあるけど、やる人間が変わったことによって表現の仕方はいろいろ変わったのかなぁ。

ハヤタ 3人だから1人変わると3分の1変わっちゃっているんですもんね。

ユウタ 、、、、。

ハヤタ 今のちょっとアホな発言でしたね。

ユウタ ハヤタ (笑)

ハヤタ 昔の曲をやるわけじゃないですか。3枚アルバムが出ているわけだし。ユウタさん的にそれぞれのアルバムってテイストの違いとか感じるんですか?

ユウタ アルバムが最近のものであるほど音の幅が広いなぁとは印象にあるかな。

ハヤタ カバーはあれどオリジナルの作曲者はタスクさんで。僕の印象は2枚目が攻撃的なイメージを持っています。3枚目は聴かせるイメージ。ユウタさんのドンピシャはどこら辺ですか?

ユウタ THE SWING KIDSのいいとこが詰まった3枚目かな。ウッドベースでメロディックな曲っていう意味で。

ハヤタ うんうん。話は変わりますがTHE SWING KIDSとの出会いは?

ユウタ COUNT THREEというバンドを昔やっていて、その時対バンしたのがきっかけ。もう7、8年は経ってるね。

ハヤタ その頃の印象がありつつ、今自分がここからやり始めるというのは?

ユウタ まさかTHE SWING KIDSでやると思わなかったですね。サイコビリーの畑でやっていたからっていうのもあるけど。

ハヤタ あれ!Tシャツ買ったんですか?
※インタビューの日、ユウタはTHE SWING KIDSのTシャツを着用していた。

ユウタ バンドに合わせてきている感じ。(笑)話は戻るけど7、8年前はぶっちゃけサイコビリーにどっぷりだったからそんなにTHE SWING KIDSのことは意識していなくて。実際やってみた時に思ったのがウッドベースらしい曲とかいっぱいあるじゃん!ってなって。やりがいもあるし面白いですね。

ハヤタ 新曲もやったりしてるんですか?

ユウタ まだ。今の3人で板についてからとは思う。タスクさんは曲を作っていくっていう意思があるみたい。もうちょいしたら新曲に取り掛かりたいとは思う。

ハヤタ 聴かせる曲みたいな?

ユウタ それもありつつパンク要素的なところも全然あっていいと思う。

ハヤタ これまでのユウタさんの音楽のルーツを教えてください。

ユウタ 俺?10代の時にサイコビリーを聴いたのがルーツにあるかな。友達が先輩に借りてきたCDの中にサイコビリーが入ってて。なんだこれはって。何これ、カチカチって。カチカチ鳴ってるけどなんだこれって。

ハヤタ カチカチ話、シモさんも言ってましたね

ユウタ んふー(笑)それまではエレベを買ってみて3日坊主で辞めちゃって。

ハヤタ へぇ!

ユウタ Hi-STANDARDやBRAHMANなど、あの時代に聴いていて。楽器やりたい!と思って。そこでエレベはやってみたんだけどダメで。サイコビリーを知ってからはウッドベースをやりたいってなって。地元にいた時は先輩に借りて遊んでみたり。その後18歳で東京に出てきて自分でウッドベースを買い、でライブハウスに通うようになり。

ハヤタ ウッドベース買っちゃったら楽器も大きいし、それは3日坊主にはできないですよね。

ユウタ ローンで買うという。

ユウタ ハヤタ (笑)

ハヤタ ちなみに何回払いなんですか。

ユウタ 24回(笑)

ハヤタ (笑)いい話ですね。18歳で24回ですか。

ユウタ 大変だったね。今のウッドベースも24回払い(笑)

ハヤタ そうなんですね(笑)18歳で東京に出てきたということなんですが音楽をやりにきたという感じなんですか?

ユウタ そういうわけじゃなくて。東京に就職したくて。地元は福島の会津。なんとなく東京に出てきて。それでライブハウスに通うようなり自分もバンドやりたいって思いが強くなっていった。行った先のライブでCOUNT THREEのメンバーと出会って元々いたベースがいなくなるってことで誘われたんです。

ハヤタ なるほど。僕がいつも同行する時は大体サウンドチェックから一緒なんですけどウッドベースプレイヤーの方達ってスラップの音にこだわりを持ってってすごく感じるんですよ。PAさんにもっと出してっていう人はいるけど下げてくださいって言う人は見たことがない。

ユウタ 確かに、、、俺が俺がの人が多い。

ユウタ ハヤタ (笑)

ユウタ ウッドベースは花形だと思うしね。

ハヤタ ウッドベースってだけで目立つし、それは撮っていても思いますね。しかも動く人は動くし。乗るし、跨ぐ。あれってどうやってあみだしてるんですか?

ユウタ 海外のバンドを映像で見てかっこいいなって思ったら真似してみたりかな。俺はChoppy(Guana Batz、The Caravans)が好きですね。いかにも悪そうな顔をしていて。そう言う雰囲気は自分が出せないにしてもプレイはすごい参考にしてるかな。

ハヤタ 聴いてみます。うーん。こう言う話をユウタさんと初めてした気がしますね。今後どうしたいとかってあるんですか?3人で最高の状態にしようと徹しているのは僕は感じていてその先の展開というか。

ユウタ ムラチさんと言う存在は大きかったとは思う。最初重荷ではあったんだよね。タスクさんムラチさんでTHE SWING KIDSって思っていたし。そこを超えれるようなパフォーマンス、歌をもっと表現したい。曲の深い部分が見えてくるような。THE SWING KIDSは長いバンドで音源もいいと思う。自分をどんどん更新してくれるのがTHE SWING KIDS。そのバンドを第1線のバンドまでには持っていきたいなと思う。メンバーチェンジが今までは多かったと思うけど今のこの3人じゃなきゃ出せない音を追求していきたい。どんなイベントでもTHE SWING KIDSがいなきゃ盛り上がらないっていうぐらいにしたいな。

ハヤタ 今のところユウタさんの曲というのはないと思うのですが、作曲者に対してどういうことをもって作ったんだろうとか考えたりしますか?

ユウタ そこまでの余裕はないかな。カバーを聴いてるとタスクさんのルーツは感じますけどね。それを感じれるのは楽しいですね。その他にも自分の知らない事を教えてくれるのでそこで共有できているかなと思う。

ハヤタ ラスト1個聞きます。ユウタさんのいい曲の定義とは?

ユウタ 難しい(笑)うーん。歌かな。歌ありきかな。THE SWING KIDSは日本語ってやっているわけじゃないし伝わりづらいとは思う。それを乗り越えたメロディ、コーラスも。歌のグルーブが出せてたら最高かな。

LIVE INFORMATION

1st ALBUM “THE SWING KIDS”
10th ANNIVERSARY

1st ALBUM “THE SWING KIDS” 10th ANNIVERSARY ワンマンライブ

2020年1月12日(日)
下北沢SHELTER

【出演】
THE SWING KIDS

OPEN 11:30 / START 12:30
前売 1,800円 / 当日 2,500円
INFO: 03-3466-7430
チケット(10/4発売)
バンド手売り / シェルター店頭 / ローソンチケット(70888)

SPECIAL INTERVIEW