新メンバーを迎えたTHE SWING KIDS、鈴木”TxSxK”タスク(ギター、ボーカル)、横山勇太(ウッドベース)、下里彰宏(ドラム)が境地を語る。

2019年10月より新体制になるTHE SWING KIDSのメンバーにインタビューを行った。1stアルバム”THE SWING KIDS”発売10周年記念ワンマンライブを控える彼ら。本インタビューはメンバー1人ずつに行われシリーズとして定期的にアップされていく。2014年からTHE SWING KIDSの写真、MVを撮り続ける松沢颯太がパーソナルな部分に迫る。

インタビュー:松沢颯太https://www.instagram.com/maxxxxwa/

#01

下里 彰宏

AKIHIRO SHIMOZATO

松沢颯太(以下、ハヤタ) 緊張しますか?(笑)

下里彰宏(以下、シモ) 聞かれたことに的確に答えれる自信がないかも。

ハヤタ じゃあちょっとずつ話しましょうか。僕はまだシモさんのことを全然知らないので、これまでどういった活動をしてきたのか知りたいですね。

シモ バンドの活動のこと?

ハヤタ それ以外も知りたいです。

シモ 最初は18歳ぐらいの時にロックンロールのカルチャーに出会ったんですよね。その時は地元でロカビリーのギターボーカルをやっていたんですよ。地元は千葉なんですけど。自分で曲を作ったりして。ネオロカですかね。その中でやっていくうちに自分はメインをはる人間じゃないって気づいてしまったんですけど。それと同時にドラムは叩いていました。

ハヤタ 入り口はドラム?

シモ いや、最初はギターボーカルですね。ギターとドラムを交互にやってて。ある時MAD3のEDDIEさんから一緒にバンドをやらないかって声がかかったんです。そこでドラムをやろうって決心しました。

ハヤタ ドラムをやる前にギターボーカルをやっていたということなんですがネオロカに目覚めたきっかけは?

シモ 一番最初はパンクなお店で流れていたMAD SINですね。カチカチ鳴っている音はなんだ!?ってなって店員さんに聞いたんですよ。

ハヤタ へぇ。どこのお店ですか?

シモ 原宿のSEXY DYNAMITE LONDONですね。今はないお店なんですけど。そこからロカビリーだったりサイコビリーだったりを聞いたりするようになりました。

ハヤタ その流れもありMAD3のEDDIEさんに誘われバンドをやるようになったと。どのくらいの期間やっていたんですか?

シモ 1年ちょっとですね。

ハヤタ うんうん。

シモ その次は今、LEARNERSでも活躍している堀口知江っていう女の子がいるんですけどその子と一緒にRummyというバンドをやるようになったんですよ。

ハヤタ それもネオロカのバンドですか?

シモ そうですね。堀口知江ちゃんと共通の友達がいて堀口知江がメンバーを探しているって聞いて。

ハヤタ 彼女主体のバンドですね。ここまで聞くとギターボーカルの片鱗がないですね。

シモ ないですね。

シモ ハヤタ (笑)

シモ Rummyも1年半ぐらいやったって感じですね。

ハヤタ 僕がTHE SWING KIDSを撮り始めてメンバーチェンジが何度かあったんですけどシモさんも加入、脱退をしてきた。辞める理由を聞いてみてもいいですか?

シモ その時の家庭の事情ですね。今思えばもっと頑張れたかなぁという気もしますね。

ハヤタ もっと続けていたかったなぁという気持ちもありつつ。

シモ そうですね。もっと無理をすればやれたんだろうな。

ハヤタ Rummyを辞めたあとゴッサム団長に繋がると。間はあったんですか?

シモ 間はそれぞれ1年とかぐらい空いてるかな。

ハヤタ それでも音楽は結局やっているんですね。

シモ うん、、、でもコロコロ変わっているのは自分としてもカッコ悪いかなって思ったり、、、

シモ ハヤタ (笑)

ハヤタ 理想があったりするんですか?

シモ 辞めるんだったら前のドラマーのリキさんぐらい、5年ぐらいは。それぐらいやったなら”辞めた!”って言えるのかな。

ハヤタ でも僕は逆にすごいと思いますよ。辞めるのも決意がいると思いますし。それでも続けているのは心のどこかでやりたい気持ちがあるんですね。

シモ Rummyをやっていた頃の当時の仲間がずっと今でも活動をしているのを見ているとすごいなぁって思います。俺も頑張らなきゃって。動かされますね。

ハヤタ ゴッサム団長はどれくらいやっていたんですか?

シモ 1年ちょっと。だからこそTHE SWING KIDSだけは長く続けたいなという気持ちはあります。

ハヤタ 意気込みですかね。THE SWING KIDSに入るきっかけはどういう感じだったんですか?

シモ バンドはもうやることはないんだろうなってドラムの機材をすべて手放したんですよ。その1週間後にタスクさんから電話があったんですよ。

ハヤタ 変な時に(笑)

シモ すごい迷ったんですよ。でもこのバンドは自分としてやってみたい、価値があるって思ってしまったんですよね。ゴッサム団長の時に何度か対バンしていてすごい好きだったんで。

ハヤタ ちょっと前にシモさんに聞いたんですけど高校の時にメロコアのバンドをやっていて、それでネオロカもあって。THE SWING KIDSのエッセンスが当初からあったんじゃないかなって思いました。タスクさんはパンカビリーって言ってますけど。今後THE SWING KIDSでシモさんがやってみたいことってありますか?

シモ まずは今までの形となってきたものを元に戻して。

ハヤタ ほう(笑)どういう形ですか?

シモ 今の3人で、今は再現できていないことかな。

ハヤタ アルバムが3枚出てますもんね。

シモ その3枚を再現はしたいですね。

ハヤタ 今日まで何回かライブをしてきて、、、

シモ 至らない部分は沢山ありますね。タスクさんがフォローしてくれてる。こないだまではリキさんがいて僕が全然形にしきれてない気がする。でもTHE SWING KIDSを最高の状態まで持っていきたいという気持ちがありますね。

ハヤタ それが達成したあとの目標は?今までのドラマー達にないエッセンスをシモさんは持っていると思う。

シモ 大きな夢は今はないかな。タスクさんの作る曲は本当にすごく良くて。それをしっかりサポートしていきたいですね。

ハヤタ 最後に聞きます。タスクさんの曲とは?

シモ どんな場所でも通用する、コーラスワークも含めてキャッチーな曲かな。それが痛快ですね。

LIVE INFORMATION

1st ALBUM “THE SWING KIDS”
10th ANNIVERSARY

1st ALBUM “THE SWING KIDS” 10th ANNIVERSARY ワンマンライブ

2020年1月12日(日)
下北沢SHELTER

【出演】
THE SWING KIDS

OPEN 11:30 / START 12:30
前売 1,800円 / 当日 2,500円
INFO: 03-3466-7430
チケット(10/4発売)
バンド手売り / シェルター店頭 / ローソンチケット(70888)

SPECIAL INTERVIEW